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“まっすぐな想い”が支える介護の現場

今回ご紹介するのは、百年の森帯広で働く中嶋 佑さん。介護の仕事に就いた背景や、仕事を通して感じるやりがい、そして事業所の雰囲気についてお話を伺いました。

目次

介護の道を選んだ理由

「母子家庭でひとりっ子だったので、何かあったときに動けるのは自分しかいないと思ってたんです」そう語る中嶋さんは、高校時代からすでに介護の仕事を意識していました。将来自分の母親に何かあったときに、少しでも力になりたいという気持ちから、自然と「自分が誰かのために動ける存在になりたい」という思いが芽生えていったといいます。

 

身近な家族を支えたいという強い想いが、やがて他者を支える仕事としての「介護」へとつながっていきました。自分の手で誰かを支えられる喜びを感じられるこの仕事に、使命感とやりがいを見出しているそうです。

最初は「何百倍も難しい」と思った介護の世界

高校を卒業してすぐに介護の仕事に就いた中嶋さん。初めての職場は、寝たきりの方が多く利用する施設でした。右も左も分からない状態で飛び込んだ現場は、想像以上に厳しく、戸惑いの連続だったといいます。「社会経験がまったくなかったので、介護の技術以前に、まず人とどう関わっていいかすら分からなかった」と振り返ります。

利用者様との距離の取り方、声のかけ方、ちょっとした配慮。どれも経験を通して少しずつ学んでいく必要があり、「甘く見ていたつもりはなかったけれど、実際に現場に立つと想像の何百倍も難しく感じました」と話します。それでも、悩みながらも着実に成長していく日々が始まりました。

「この人がいるから楽しい」そんな存在になりたい

今の中嶋さんが大切にしているのは、利用者様にとって「会いたくなる存在」であること。目の前の業務をこなすだけではなく、日々のコミュニケーションの中で信頼関係を築き、「この人がいるから来たい」と思ってもらえるよう意識しているといいます。

「僕の年代はちょうど利用者様のお孫さん世代にあたるので、その距離感を活かして、あまり構えすぎず、フランクに話すようにしています」と中嶋さん。もちろん、目標やリハビリの成果も大切ですが、それ以上に「ここに通い続けたい」「今日も楽しかった」と感じてもらえることが、何よりの喜びであり、自分にとってのやりがいだと語ってくれました。

中嶋さんから見た「百年の森帯広」

「他のデイサービスを知らないので比較はできませんが、それでもここは本当に、利用者様と職員の距離が近いなと感じます」と話す中嶋さん。どの職員も利用者様と自然体で接し、気取ることもなく、飾らないやり取りが日常的に交わされています。

「職員だから、介護のプロだから」といった壁を作らず、対等に、一人の人として向き合っているのが、この事業所の大きな魅力だそうです。また、職員同士の関係も風通しがよく、お互いに気を遣いすぎず、困っている時は自然に声をかけ合える関係性が築かれています。「その雰囲気がそのまま利用者様にも伝わっていて、安心感や居心地のよさにつながっているんだと思います」と、笑顔で語ってくれました。

介護職=大変というイメージを持つ人も少なくありませんが、中嶋さんの言葉からは“誰かのために自分が動く”という、まっすぐで優しい想いが伝わってきました。

そして、百年の森帯広の空気感が、その思いを自然に受け止めてくれているように感じます。

帯広市総合ケアセンター 百年の森 介護職員
(〒080-0018 北海道帯広市西8条南12丁目2-1 若友ハイツ1階)
(Tel:0155-22-7522/Fax:0155-22-7523)

共生型施設

自立支援型の特殊浴槽を導入し、中重度者の多様なニーズにこたえるデイサービスです。広い面積を有し、日常生活を取り戻すことを目的としたケアをはじめ、機能・能力訓練に力を入れています。リハビリ特化型デイサービスの運営で培ったノウハウを生かし、中重度の方が改善した後も継続して通所していただけるプログラムをご用意しております。
また、共生型サービスとして高齢者と障がい児童の幼者統合ケアをおこないます。高齢者は世代間交流の中で一人ひとりの役割を実践する事で生きがいを見出し、児童は家庭や学校だけに限定されがちな人間関係の拡大を目指します。
この記事は2025年7月10日に作成されました