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「自信喪失」から始まった保育の道。涙を越えて見つけた、子どもたちの成長を見守る覚悟

「実は私、ものすごいインドア派なんですよ(笑)」と話すのは、LOVE ALICE保育園の佐々木かのこさん。

そう言って控えめに笑う彼女は、地元・江別の大学を卒業し、保育の道を歩み続けて8年目になります。現在はLOVE ALICE保育園で活躍する彼女ですが、そのキャリアのスタートは決して順風満帆なものではありませんでした。

実習での挫折、現場での失敗、そして自分自身の性格との葛藤。それでも「子どもが好き」という気持ち一つで乗り越えてきた、等身大のストーリーを伺いました。

目次

「資格さえ取れればいい」から「この仕事が好き」に変わった瞬間

もともと、強い志を持って保育の道に進んだわけではありませんでした。 高校生の頃、「将来が見えなさすぎてどうしよう」と悩んでいた時、とりあえず大学に入って卒業すれば資格が取れるから、という少しフワッとした気持ちで選んだのが始まりだったんです。

 

「自分はそこまで子どもが好きじゃないかも」なんて思っていたのですが、転機はすぐに訪れました。

 

最初の実習先だった幼稚園が、本当に大変で……。 1クラス30人の年長さんが2クラス、合計60人もの子どもたちがいる環境。名前も覚えられないし、喉を潰して声が出ないのに「声が小さい」と怒られてしまって。自信をなくして、休憩中にトイレでお弁当を食べながら泣いてしまったこともありました(笑)。

 

「もう辞めたい」と何度も思いました。でも、その後に実習で行った保育園が、私の心を救ってくれたんです。 そこは先生方も優しく、環境も温かくて。実際に現場に入ってみたら、「あれ? 子どもたち、めちゃくちゃ可愛いじゃん!」って(笑)。

 

親戚にも小さい子がいなかったので、テレビの中の赤ちゃんくらいの感覚だったのが、肌で触れ合う楽しさを知ってしまった。あの時、心が折れずに「保育士って楽しいかも」と思えたから、今もこうして続けられているんだと思います。

厳しさも涙も、すべては「自分の成長」のため

新卒で入ったのは、病院内にある企業主導型の保育園でした。 そこは人間関係が本当に温かくて、同僚とも友達のように仲が良い、とても働きやすい職場でした。ただ、7年間勤める中で、ふと「この居心地の良さに甘えていていいのかな」という思いが芽生えてきたんです。周りの先生方が私のことを認めてくださり、「大丈夫、頑張ってるね」と優しく見守ってくれる環境だったからこそ、逆に「もっと直すべきところがあるはずなのに、自分では気づけていないんじゃないか」という焦りもあって。 「もっと客観的なアドバイスをもらって、保育士として一皮むけたい」。そんな思いが強くなり、あえて新しい環境で自分を磨き直すことを決めました。

 

LOVE ALICE保育園に来て驚いたのは、先生たちが私の保育を本当に細かく見てくれていることです。 園長先生をはじめ、先輩方が「もっとこうしたら子どもに伝わるよ」と、私のために時間を割いて親身になって教えてくれるんです。

自分の未熟さに気づかされて、悔し涙を流したこともありました(笑)。でも、それは私が失敗しても見捨てずに、真剣に向き合ってくれている証拠だと感じています。 「何も言われない」ことへの不安よりも、「ちゃんと見ててくれる」という安心感の方がずっと大きい。ここは、保育士として本気で成長させてくれる、とても温かい場所なんです。

「怪我をさせない」だけじゃない。心の痛みを学ぶ大切さ

保育をする上で、私が一番根底に持っているポリシーは「登園してきたままの姿で降園してもらうこと」。 怪我をさせない、安全に過ごすというのはプロとして大前提です。

 

でも、それと同じくらい「心の成長」も大切にしたいんです。 子どもたちには、たくさん喧嘩をしてほしいし、悔しい気持ちも味わってほしい。怪我をしない程度に見守りながら、ぶつかり合う経験をしてほしいと思っています。

 

以前、保護者対応には自信があったのに、「先生の表情が暗くて冷たかった」とご指摘をいただいたことがありました。自分ではそんなつもりがなかったからこそ、すごくショックで……。でも、それがきっかけで「プロとして常に見られている」という意識が一段と引き締まりました。

 

失敗して落ち込むこともありますが、そこから「次はどう変えていこう」とポジティブに切り替えていく。そうやって少しずつ、理想の保育に近づいていけたらいいなと思っています。

実は「お一人様」が得意です

こんな風に話していると真面目に見えるかもしれませんが、プライベートはまた全然違うんですよ(笑)。

 

基本的には家で過ごすのが大好きで、休日はお昼まで寝て、起きたらまたゴロゴロ……気づいたら夜、なんてことも珍しくない「インドア派」です。でも、実は旅行が大好きで! 行きたい場所があれば、全国どこへでも一人で飛んでいきます。 特に旅のスケジュール管理には自信があるんです。分刻みで計画を立てて、効率よく回るのが得意で。普段は人前に出るのも苦手で、あまり目立ちたくないタイプなんですけど、旅行の時だけは不思議とフットワークが軽くなるんですよね。

 

これからの課題は、後輩への指導ですね。 ずっと一番下っ端で働いてきたので、年下の子にどう接していいか分からなくて、ついつい自分で仕事を抱え込んじゃう癖があって。 これからは、自分が教わってきたように、相手を待ってあげたり、伝え方を工夫したりして、指導する立場としても成長していきたいです。

 

あと……密かに、オフィスで働く「キラキラOL」への憧れもまだ捨てきれていません(笑)。 保育の現場も大好きですが、いつか綺麗なオフィスで広報みたいな仕事が出来たら楽しいかもしれませんね。

【編集後記】

「自信がない」「打たれ弱い」と繰り返しながらも、その言葉の裏には「もっと良い保育士になりたい」という強い芯の強さを感じました。涙を流した数だけ優しくなれる。そんな彼女の温かい眼差しに守られて、子どもたちは今日もまた一つ、大きく成長していくのでしょう。

LOVE ALICE保育園 保育士 佐々木 かのこ
〒069-0824 江別市東野幌本町7番5号(JR野幌駅南口より徒歩4分)

TEL;011-330-7867
この記事は2026年2月13日に作成されました