「ラブアリス保育園 — 小規模ならではの愛情と安心で育む、0〜2歳児の笑顔あふれる毎日」

目次
- 地域に根ざし、家庭のような温かさを大切にスタート
- 一人ひとりに寄り添う、心地よい安心環境づくり
- 世代をつなぐ交流で育む、子どもとお年寄りの優しい絆
- 経験と信頼のチームで支える、きめ細やかな保育体制
- 子どもたちの笑顔が輝く、毎日のリズムと活動
- 未来を見据え、成長を見守る保育園へ
地域に根ざし、家庭のような温かさを大切にスタート
ー事業所設立の経緯を教えてください
当園は、2024年12月「ラブアリス保育園」として新たにスタートしました。
定員12名、0〜2歳児を対象とした事業所内保育B型で、家庭的な雰囲気の中、一人ひとりに目が届く環境を整えています。
毎朝の受け入れ時には、まず保護者との情報交換(家庭での様子など)から始めます。その後、視診(体調観察)と検温を行い、肌の色や呼吸の状態、食欲や機嫌を確認します。これらは単なる健康チェックではなく、発熱や体調不良を早期に察知するための大切な工程です。
また、朝は日によって泣いてしまう子もいるため、保育士が抱っこしたり声をかけたりしながら、安心できる環境で気持ちを切り替えられるようにしています。こうした個別対応ができるのも、小規模園ならではの魅力です。
一人ひとりに寄り添う、心地よい安心環境づくり
ー保育方針や園の特長について教えてください
当園の保育方針は、「たくさん遊んで、たくさん食べて、たくさん眠って、たくさん笑って」です。子どもたちが安心して楽しく過ごせる場所を提供することを目指し、遊びを通じて学び、成長することができるよう、さまざまなプログラムを用意しています。
0歳児では、布遊びや音の出る玩具、触感の異なる素材などの感覚遊びを通じて五感を刺激します。また、歩く力の発達を支えながら、安心して探索できる環境を整えます。
1歳児では、模倣遊びや色分け遊びを通じて認知の芽生えを促します。さらに、外遊びや水遊び、虫探しなどを取り入れ、自然の中での発見や好奇心を育みます。
2歳児では、製作活動や簡単なルール遊びを通じて協調性や順番を待つ力を育てます。探検ごっこや外遊びを通じて「ルールを知る」経験を重ね、友達と一緒に楽しむ力を広げていきます。
生活面では、生活習慣の自立支援を重視します。例えば食事では、完璧なスプーン使いを求めるのではなく、「握ってすくう→口まで運ぶ」という小さなステップを繰り返し、成功体験を積み重ねます。着替えや排泄も同様で、「一部を自分でやる」経験から自立心を育てています。
世代をつなぐ交流で育む、子どもとお年寄りの優しい絆
ー他園にはない取り組みはありますか
隣接するデイサービスとの世代間交流保育は当園の大きな特徴です。
単発ではなく月に数回、継続的に行うため、自然と顔なじみになり、互いに名前を呼び合う関係が生まれます。交流活動の内容は、折り紙、歌、季節の工作、野菜の栽培・収穫など。
先日は、「夏祭り」を合同開催し、縁日のような雰囲気を作り出し「屋台で食べるような食べ物」「ゲーム」など子どもたちと高齢者との交流を楽しみました。
経験と信頼のチームで支える、きめ細やかな保育体制
ースタッフ体制や職場の雰囲気を教えてください
保育士7名、看護師1名、子育て支援員1名の計9名体制です。看護師が常勤しているため、体調不良やけがへの健康管理が迅速かつ的確に行えます。
日々のケース会議では、子どもの発達や集団生活での課題を共有し、環境構成(保育室や遊具配置の工夫)を見直します。例えば「順番を待つのが苦手」という課題があれば、翌週には順番がわかる遊びコーナーを設置し、自然に経験できる場を作ります。
子どもたちの笑顔が輝く、毎日のリズムと活動
ー保育園の一日を教えてください
当園の1日は、朝7時15分から始まります。登園したお子さんは、まず看護師や保育士による健康観察を受け、体調や機嫌を確認します。安心して過ごせるよう、一人ひとりの様子に細やかに気を配ります。
9時頃からは、みんなで朝の会を行います。挨拶や歌、季節の話題を通して、生活のリズムを整え、集団生活への参加意欲を高めます。その後の主活動では、戸外遊びや発達を促す遊び、さらには隣のデイサービスの高齢者との交流活動も取り入れています。体を動かしながら社会性や五感を刺激する時間です。
11時過ぎには昼食の時間となり、子どもたちは自分で食べる楽しさを味わいながら、生活習慣の自立を学びます。食事の準備や片付けも保育士と一緒に行い、達成感を感じられるようサポートしています。
昼食後は着替えや排泄を済ませ、12時からは午睡の時間。十分に体を休め、心身の成長を促します。
午後3時のおやつは、栄養補給とともにリラックスタイムとして、子どもたちの安定した情緒を支えます。
その後は製作や絵本の読み聞かせ、自由遊びなどを通じて、創造力や言葉の発達を促進。
15時30分頃からは順次降園となり、一日の活動を振り返りながら、安心して家庭へと戻っていきます。
このように、当園では子どもたちが安心してのびのび過ごせるよう、生活のリズムを大切にしながら、一人ひとりの成長に合わせた保育を丁寧に行っています。
未来を見据え、成長を見守る保育園へ
ー今後の目標や展望を教えてください
運動遊びや製作を通じて粗大運動と微細運動を育て、友達との関わりを通じて自己表現力と傾聴力を養います。また、日常生活の中での生活習慣の定着を重視し、自信を持って集団生活を送れる力を培いたいと考えています。
「ラブアリス保育園」では、家庭のような温かさの中で一人ひとりに寄り添った保育を行っています。小規模ならではのきめ細やかな健康観察や生活習慣の自立支援、世代間交流など、園独自の取り組みが子どもたちの成長を支えています。
運動や製作、友達との関わりを通して、子どもたちが自信を持って成長できる力を育んでいきます。
