『デイフェス2025』登壇に向けインタビュー 〜入りたくなる会社 vs やめたくない会社

今回『デイフェス2025』で主催者から「入りたくなる会社 vs やめたくない会社」というテーマでのご依頼でしたが、本来これらは対立する構造ではなくほぼ同義ですよね（笑）今回は、山形県天童市で介護事業を展開する「株式会社　つるかめ」伊藤順哉社長との対談という形式で、より深掘りした議論ができることを大変楽しみにしております。

当日はこれまで当社が培ってきた知見と具体的な取り組みをお話しさせていただきます。弊社の採用活動は、一貫してエビデンスに基づいて展開しております。年間約1,000名の方々が求職されますが、そのうち実際に採用に至るのは約9%という狭き門です。なぜ、弊社が選ばれるのか。この問いに対する答えは、採用に至った方々との対話の中から得られた統計的なデータに基づいております。これらの具体的なエビデンスと、そこから導き出された採用戦略について、当日詳しくご説明いたします。

「入りたくなる会社」というビジョンを具現化するためには、多岐にわたる取り組みが必要です。弊社では、オウンドメディアの運営、ポッドキャストでの情報発信、そして社内におけるDX推進、特にナレッジ共有プラットフォーム『Dr.ZNOO』の導入など、様々な施策を展開しております。これらの活動は全て、明確なエビデンスに基づいています。

山形の伊藤順哉氏の事業所も、地域において非常に高い評価を得ておられます。弊社の広域展開と「入りたくなる会社」という共通の目標に向かって、どのような戦略を展開しているのか。その対比から、互いに新たな学びと気づきが得られることを期待しております。この対談が、業界全体にポジティブな化学反応をもたらすことを願っております。

弊社が最も力を入れている「働きやすさ」の分野では、確かなデータがその成果を証明しています。子会社を含む全従業員を対象とした大規模調査で、全国約15万人の回答と比較したところ、「職場の一体感」「心理的安全性」「同僚と働く幸せや楽しさ」など、働きやすさに関する全項目で全国平均を大きく上回る結果が出ています。

特に「職場の一体感」は、DXツール「Dr.ZNOO」による情報共有の精度が大きく貢献しています。また、「心理的安全性」においては、「Dr.ZNOO」やビジネスチャットの積極的な導入により、従来の人間関係にまつわる不安を解消し、誰もが自由に発言できる環境を構築できたことが、圧倒的な数値として表れています。これは、多くの産業で離職理由の多くを占める人間関係の問題に対し、デジタル化を通じて矛盾のないマネジメントを実現した結果だと考えています。

「働きやすさ」と同様に、組織の持続的な成長に欠かせないのが、従業員の働きがい、つまりエンゲージメントです。

弊社の従業員エンゲージメントは全国平均を大きく上回っており、特に介護業界においてこれほどの高水準を誇る企業は稀だと自負しています。

具体的な項目を見ると、その要因が明確になります。

ワークエンゲージメント

これは「仕事に対する熱意」を示す指標ですが、弊社では特に「自分の仕事に誇りを感じる」という項目で圧倒的に高い評価を得ています。介護職に従事する社員の多くが自身の仕事に誇りを持っていることは、弊社の大きな強みです。

仕事の満足度

従業員が現在の仕事にどれだけ満足しているかを示すこの項目でも、全国平均と同等かそれ以上の高い満足度を維持しています。

主体性

従業員が自ら積極的に仕事に取り組む姿勢を測るもので、弊社の社員の主体性の高さも全国平均と比較して良好な結果が出ています。

創造性

「仕事について新しいやり方を提案している」「仕事上の問題に対して新しい解決策を考えている」「仕事で様々な工夫やアイデアを出している」といった、革新的な思考と行動を示す項目です。ここでは特に高い数値を示しており、これは利用者様の生活に深く寄り添い、自立支援を主軸とした弊社のビジネスモデルが、社員一人ひとりの自律性と問題解決能力を育んでいる証だと考えています。

経営理念の浸透度も非常に高く、「自社の経営理念やビジョンなどに共感を覚える」従業員が79%、「自社の経営理念やビジョンなどに従って行動している」従業員が96%という結果は、弊社が掲げる理念が従業員一人ひとりに深く根付いていることを示しています。

これらの具体的なデータは、弊社が「働きやすい会社」であると同時に、「働きがいのある会社」であることを裏付けております。デイフェス当日は、これらの全国平均を上回る成果が、どのような戦略的な仕組みによって生み出されているのか、その詳細と背景についてお話しさせていただきます。ぜひご期待ください。