自然と人　共に歩む介護の道

太田さんが介護業界に足を踏み入れたのは20歳の時。当初はセブンイレブンでアルバイトをしていましたが、生活に安定感を求める中で「アルバイトでは長く続けることが難しい」と感じ、転職を決意しました。介護業界に興味を持ったのは、初任者研修を受けた際に、人のために仕事をすることに魅力を感じたからです。それから7年、太田さんは介護の仕事に情熱を注ぎ続け、資格を取得しながら成長を重ねてきました。「最初は何もわからないところから始めたけど、今ではすっかりこの業界が自分の居場所だと感じています」と話す太田さん。最初は不安だったものの、介護業界での経験が自分を成長させてくれたと振り返ります。

太田さんが現在勤務しているグループホームでは、認知症を患った利用者様が多く、毎日が違った顔を見せるといいます。時には利用者様の気分や体調に左右されることもありますが、その中でも「笑顔を見せてくれたときは、やりがいを感じます。やっぱり人の笑顔が見れるのが一番嬉しいです」と語ります。太田さんが特に魅力を感じているのは、職場の人間関係。仕事の内容も大切ですが、休憩時間に気軽に話せる職場の雰囲気が、より働きやすさを感じさせてくれるといいます。「スタッフ同士がフレンドリーで、ちょっとした会話がリフレッシュになりますし、仕事が楽しいと感じることができるのはこの環境のおかげです」と太田さんは笑顔で話します。

太田さんが住んでいるのは、海と山が近くにあり自然豊かな高岡。生まれ育った場所も海の近くで、自然の中で育ったことが太田さんにとっては大きな魅力です。「都会の喧騒は苦手で、車を運転するのもどちらかというと苦手なんです。でも、ここのように静かで自然が豊かな場所だと、自分らしく落ち着いて過ごせます」と話す太田さん。その落ち着いた環境が、毎日の仕事にも良い影響を与えているようです。地元の空気が、彼にとっての癒しとなり、仕事へのモチベーションにも繋がっています。

介護福祉士として活躍し続けている太田さんですが、将来については明確な目標を持っています。「スキルアップを目指して、できる限り資格を取得していきたいですね」と話す太田さん。今後は、さらに専門的な資格や知識を身につけ、実践的なスキルを磨きながら自分の成長を図りたいと考えています。「どんな仕事もスキルアップをしていくことで、より深みが出てきますし、それが自分の成長にも繋がります」と語り、常に学び続ける姿勢を大切にしています。今後のキャリアについては、具体的な役職を目指しているわけではありませんが、資格取得を通じて自分の能力をさらに高めていきたいという気持ちは強いようです。

太田さんが感じる職場の魅力は、何と言ってもスタッフ同士のコミュニケーションの良さです。「私はスタッフ同士のやり取りが楽しくて、休憩時間にリラックスした会話ができるのがいいですね。それが仕事を続ける上で大きな支えになっています」と太田さん。仕事の大変さを感じさせないほど、職場の雰囲気は和やかで、楽しい時間が過ごせる環境が整っています。そんな職場で働く仲間には、あたたかいメッセージを送っています。「一緒に働く仲間には、ぜひ積極的にコミュニケーションを取ってほしいです。仕事の楽しさを共有できる仲間がいると、もっと仕事が楽しくなりますよ！」と話し、同僚との絆を大切にしていることが伝わってきました。