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「挑戦力」が未来を切り拓く ― 3eeeが描く介護・障がい福祉のこれから

介護・障がい福祉という、社会の根幹を支える事業領域において、着実に歩みを進めている株式会社3eee。今回の対談では、常務取締役の濱田晃子さんとの業態推進部部長の濱林宏貴さんに、経営サイドとしての「挑戦力」、そして多様な事業展開の意義や未来のビジョンについて語っていただきました。インタビュアーも同席しながら、率直な言葉で語られたやり取りからは、真剣な姿勢と未来への情熱が伝わってきます。

3eeeの強みは、挑戦を成果に変える“突破力”

3eeeの最大の魅力や強みは何だと思いますか?また、未知の領域や新規事業に挑戦した際の具体的な経験やチームでの取り組み、その結果として生まれた成果や社会的価値、さらに困難な状況でも前向きに取り組む文化についても教えてください。

 

濱田:うちの最大の魅力は、やはり“やってのける力”——つまり、未知の領域でも臆せず踏み込んでいく『突破力』だと思っています。これまでM&Aを通じて、まったく経験のない事業領域にも果敢に挑んできました。

 

たとえば、有料老人ホームやグループホームといった介護分野。制度も法律も、これまでの事業とはまるで違う。普通なら慎重になるような場面でも、私たちは“やるしかない、やってみよう”という空気が自然と生まれるんです。

 

もちろん、簡単なことではありません。現場の声を拾い、制度を学び、仕組みを一から構築する。そうした地道な積み重ねを、チーム全体で乗り越えてきました。結果として、新しい事業をきちんと形にして、社会に価値を提供できている。これは、単なる挑戦ではなく、“挑戦を成果に変える力”だと感じています。

 

3eeeには、困難を前にしても前向きに捉え、仲間とともに突破していく文化があります。その姿勢こそが、私たちの本質的な強みだと思います。

挑戦を支える風土と、仲間とともに乗り越える文化が、突破力を磨き上げる

まったく経験のない領域にも飛び込んでいける“突破力”は、3eeeの大きな強みだと感じます。そうした挑戦ができる背景には、どんな組織文化や環境があるのでしょうか?

 

濱林:私自身も現場出身ですが、経営の立場から改めて感じるのは、“常に新しいことに挑戦できる環境がある”ということの面白さです。現場で培った経験を土台にしながら、法律、営業、組織づくりなど、これまで触れてこなかった分野にも果敢に飛び込んでいける。未知の領域に挑むのは当然簡単ではありません。でも、そのチャレンジを重ねる中で、個人としての突破力が磨かれていくのを実感しています。

 

この“突破力”とは、単なる勢いや根性ではなく、困難に直面しても最後までやり切る力。挑戦と失敗を恐れず、粘り強く向き合い、結果を出すまで諦めない。その姿勢が個人の成長を促し、やがて組織全体の底力となっていく。3eeeには、そうした挑戦を支える風土と、仲間とともに乗り越える文化があります。

 

だからこそ、会社としても着実に成長を続けられているのだと思います。

介護だけにとどまらないのは、利用者様の生活全体を支えるため

挑戦を重ねる中で、事業領域も広がってきたと思いますが、3eeeが“介護だけにとどまらない”支援を展開するようになったのは、どんな課題意識からだったのでしょうか?

 

濱田:“切れ目のない支援”を本気で考えると、介護だけでは到底足りないんです。支援が必要なのは、ご本人だけではなく、そのご家族や周囲の人々も含まれます。そして、そのニーズはライフステージによって絶えず変化していく。たとえば、親が高齢になれば介護が必要になり、同時に子どもには保育や教育の支援が必要になる。そうした複層的な課題に向き合うには、単一のサービスでは限界があるんです。

 

だからこそ、私たちは“介護から住まいまで”、“障がいから保育まで”というように、領域を横断した事業展開を進めています。それは単なる多角化ではなく、生活全体を支えるための必然的な広がりです。

 

障がい児支援と高齢者支援を組み合わせた“共生型”の取り組みも、まさにその象徴です。異なる世代や背景を持つ人たちが、同じ空間で互いに関わり合いながら暮らすことで、支援のあり方もより柔軟で、豊かなものになっていく。私たちは、そうした“暮らしのつながり”を支える存在でありたいと思っています。

新たな価値を生み出す、“共生型”施設の大きな可能性

3eeeでは、障がい児支援と高齢者支援を組み合わせた“共生型”の取り組みも進められていますね。現場では、具体的にどのような変化や価値が生まれているのでしょうか?

 

濱林:最初は“本当にうまくいくのか?”と、現場にも戸惑いや不安があったと思います。でも、子どもたちと高齢者が自然に関わり合ううちに、少しずつ互いに“役割”を見つけていったんです。子どもは『おじいちゃんおばあちゃんに喜んでもらいたい』と夢中で制作に取り組み、高齢者はその姿を見守ることで、誰かのために生きる実感を取り戻していく。函館の施設では、まるでひとつの小さな社会そのもの。年齢も背景も違う人たちが、同じ空間で互いに支え合いながら暮らしているんです。

 

こうした“交わり”は単なる交流を超えて、新しい価値を生み出します。利用者様だけでなく、その周囲のご家族や地域社会にも、温かな波紋のように広がっていく。3eeeの事業展開は、単なる“領域の拡大”ではなく、社会に新しい関係性を築く挑戦そのものだと思います。支援の枠を越えて、“暮らしのつながり”をデザインしているんですね。

これからの介護事業にとって必要なもの

なるほど。そうした取り組みをさらに拡張していく上で、今後の高齢社会に対する課題や方向性はどのように考えていらっしゃいますか?

 

濱田:これから高齢者人口は横ばいになりつつも、より高齢の層が増えていきます。一方で現役世代は減少していく。制度も変化し、介護の担い手不足も深刻化する中で、どう持続可能な仕組みを作るかが問われています。だからこそ、収益性を担保しながら職員が気持ちよく働ける環境を整える。この両立に挑戦していくことが必要だと思っています。

 

濱林:私が考えているのは“高齢者が高齢者を支えるデイサービス”です。介護報酬をいただきつつ、参加する高齢者にも労働力としての価値を認め、報酬を渡す。自己負担はゼロに近づけつつ、互いが役割を持ちながら支え合う形です。現場でも既にいくつかの成功事例が見えてきているので、これをひとつのモデルとして育てていきたいですね。未来に向かっても、常に『挑戦』と『やってのける力』をベースにして進んでいきたいと思っています。

株式会社3eeeの経営の本質は「挑戦力=やってのける力」。未知の領域に飛び込み、組織全体でやり切る姿勢が、会社の成長を支えています。そして、介護・障がい・保育といった事業を横断しながら「交わり」を生み出す取り組みは、社会全体に新たな価値を届けています。

 

未来を見据えながら、挑戦と突破を繰り返していく姿勢。そこにこそ、3eeeがこれからも社会に必要とされる理由があると感じました。

この記事は2025年10月24日に作成されました